代表取締役社長 橋本研二

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グロースの人々 vol.2

技術部マネージャー

代表取締役社長 橋本研二

--現在担当されている業務を教えてください

マネージャーとして、技術部門の責任者をしております。
主な業務としては基板設計で、一部「ある機能を実現するために回路を組んで欲しい」という依頼があった場合などは回路設計を含めた基板設計をしています。

--グロースに入ったきっかけは?

以前はわりと大手のメーカーで、回路設計、基板設計から評価、量産して世に出すまでのところを一貫して行っていました。技術者として仕事をしていくなかで、もう少し様々なことに挑戦してみたいという想いから、グロースに入社しました。グロースを選んだ理由は、自分の今までの技術と経験がそのまま活かせるなと思ったのと、立ち上げ間もない頃でしたから、一緒に会社を大きくしてみたいという想いがありました。

--グロースの技術の特色を教えてください

私を含め、他の技術者も回路が分かっていて、基板をどうすれば良いものになって、どうすれば悪いものになるかを把握している人間がアートワークを行うというところだと思います。

回路の知識といっても、その“わかっている度合い”が普通と違いまして…。
もともとは発注者側だった人間が設計を行っていますから、お客様である開発担当者様の要望やプロジェクトの状況などが、多くの説明をいただかなくても把握することができます。

--他ではそういう人は少ないのでしょうか?

もともと設計上がりのアートワーク屋って少ないんです。大手などでは、回路設計と基板設計は違う部門だったり、アートワーク会社には専門の設計者がいたりして、分業されている場合が多いです。

当社では、回路をもらえれば、回路図はほぼ理解できます。回路がちゃんとしていても、基板で悪いものができる場合があるのですが、うちは基板が要因の問題は起こさない設計を心がけています。
また、回路の間違いを指摘することができるので、エラーを未然に回避してより確実なものづくりができます。

--グロースが得意としているところは何ですか?

基板設計に関してはすべて得意としているので、絞るのは難しいのですが、あえて挙げるとすれば高周波。それと電源系ですね。特に、高周波は無線や光などありますが、すべて得意としています。

高周波を扱うにはアナログの知識が必須ですが、アナログの知識は短時間では習得できないんですね。
アナログは、レイアウトしただけで電気がこう流れてこうなるという長年の経験に得る部分が大きいので、一朝一夕にはいかないんです。
大容量の高速信号は取り回しが難しく、お話したとおりアナログの知識がないと対応できません。
当社には長年アナログをやってきた人間がおりますから、高周波プリント基板は得意分野としております。

--個人的なことについて少し教えてください
 小さいころからものづくりが好きだったのですか?

そうですね、ずっと理系人間でしたね。


--家にある機械を全部分解しちゃうとか?

そこまではいってないですけど(笑) まぁ、近いものはありましたね。将来は建築か電機でいずれにせよ設計をやりたいと思っていました。

技術部マネージャー

--設計者として、気をつけていることって何ですか?

技術はどんどん進化していきますから、ニュースには常に目を配って、わからないこともしょっちゅう出てきますからすぐに調べることを習慣づけていますね。
それと仕事のときは文字通りに没頭していますから、オフの時は思いっきりリフレッシュするようにしています。

--困難に遭遇したときはどう克服しますか?

ケースによりますね。
わからないことがある場合は、とことん調べる
日程が厳しいときは、24時間やる
面積など、仕様条件が厳しければ、しっかりと特性が出るように、経験に基づいた提案をしてお客様に納得していただける仕様にする。 …こんなところでしょうか(笑)

--この仕事のやりがい、基板の面白さって何ですか?

量産メーカーにいたころは、製品を世に出すことがやりがいでしたが、今の現場では、まだ世にない新しい開発要素、例えばあるICを開発するための基板が欲しいとか、新しいデバイスを強化するための基板が欲しいなど、新しいものを生み出す現場なので、そういうものに携われるのは非常にやりがいがありますね。

あと基板の面白さは、同じ回路でも、制作者ひとりひとり丸っきり違うものができあがるところですね。
それは徹底的に良いもの追求できるということ。自己満足な部分もありますが、設計者としては「良いもの出来たでしょ!」というのを見せたいですね。

--仕事をするうえでモットーにしていることって
 ありますか?

誰に見せても恥ずかしくないものを作るということですね。あとは妥協しないこと。
ものづくりって、取り組む姿勢で出来映えって変わってきますから、とことんやりたいですね。

そして、グロースの技術力をどうアピールするかを常に考えています。
単純に良いものをつくるのもそうですが、もらった資料でそのままでは動かないような回路は、逆にこちらから改善案をお出したりして、常にお客様の立場に立った仕事をする会社だということを知っていただきたいと思っています。

技術部マネージャー

--最後に、ご自身にとって“ものづくり”って何ですか?

ないものを形にすること、ですかね。誰が見ても良いものを作る。
あと、「これが作れたら面白いな」という気持ちがものづくりの原点じゃないですかね。


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